フィリピンで③ - SRRVの申請

すべての書類が整ったら、PRAへ出向いてSRRVの申請をします。SRRV発行には、全ての書類(DBPからの預金証書を含めて)が整ってから土日を除いて10日程度かかります。したがって約2周間程度と見込んでください。また、申請料として1,400米ドル、家族を同伴する場合はさらに1名につき300米ドル並びに1年分の会費(360ドル)を現金で支払います。円、トラベラーズチェック等は受け付けないので、必ず米ドルかペソの現金を用意してください。

SRRV発行を待っている間は、パスポートをPRAに預けているために帰国できません。また、フィリピン国内旅行に出かける際は忘れずにパスポートのコピーにSRRV申請中という証明をパスポートのコピーに記載してもらってください。

SRRV申請時点で1週間程度の有効期間が残っていれば、入国ビザ(21日間)の延長は不要です。ただし、準備に手間取った場合、申請前にビザの延長が必要となることがあります。事前に入管にて短期ビザの延長をしてください。

家族のSRRVを後から申請することも可能で、手続きは全く同じです。2名以下の同伴家族については追加の定期預金は必要ありません。

申請書類の準備と申請を2回に分けて行うこともできます。その場合、1回目は、銀行口座の開設、NBIクリアランス、健康診断の受診、婚姻/出生証明の申請等を行います。書類の受け取りをマーケッター(代理店)に依頼すれば、2日程度のフィリピン滞在で完了します。日本で無犯罪証明書の取得とドル定期預金のための送金を行い、2回目の訪問では定期預金の開設およびビザ申請をに行います。この時は2週間程度の滞在となります。

帰国予定日が来ても、SRRVが発行されない場合、PRAからパスポートを返却してもらい、帰国することができます。その場合、再度訪比して申請を継続する時、Revalidation Fee(申請継続料)として5520ペソの支払いが必要となります。不測の事態により、ビザ発行が遅れることがあるため、帰国便が変更できるチケットで来比される事をおすすめします。


※上記は、2012年にフィリピン政府観光省に出向いた際に頂き、参考にしたSRRV申請に関する冊子(2012年3月付)からの抜粋です。現在は変更になってる場合がありますのでご注意ください。